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前立腺炎

前立腺炎

前立腺炎のイメージ

前立腺炎にかかる年齢層としては幅広く、二十代後半や、三十代以上から、あらゆる年齢層にわたって発症します。急性前立腺炎と慢性前立腺炎の2つが存在しますが、症状としては全く異なります。
まず前立腺炎の原因は多岐にわたり特定するのが困難です。
急性前立腺炎の症状としては熱が出たり、おしっこをする時に痛みを生じたり、頻尿、排尿困難が主訴となります。
またまれに、菌血症にまでいたることがあります。
急性前立腺炎の炎症反応が高いケースは病院に入院して治療を行う必要があります。
また、診断としては尿検査、直腸診での前立腺の診察、そして採血で行います。

慢性前立腺炎は急性前立腺炎の延長線上にあるというよりは、それ以外の炎症から発症するケースが多くみられます、たとえば尿道炎や精巣上体炎の放置などがあげられ、前立腺の治療自体が不完全な状態が原因となって発生しているようです。
急性前立腺炎に比べて、細菌の種類も異なり、急性前立腺炎は大腸菌が多いのに対して、慢性前立腺炎はクラミジアや弱毒性の細菌が見受けられます。

検査

直腸診
直腸診のイメージ

直腸診では直接肛門に指を挿入し、前立腺を触診します。
このとき、前立腺に疼痛、押すことでの圧痛がないか、また硬結がないかを調べます。また前立腺に腫れがないかも触診します。
これらの状態がみられるときは慢性前立腺炎である可能性が高いです。
そして、PSA(前立腺特異抗原)検査を実施し前立腺がんの可能性を調べるケースもあります。

前立腺マッサージ後の尿検査

尿検査を実施し、白血球の数や有無、どんな細菌がいるかを調べ、特に白血球が増えていないかを観察します。

  • 後者の尿で、白血球数が増えており、細菌が存在する際は、慢性細菌性前立腺炎と診断します。
  • 後者の尿で、白血球数の増加は認めるが、細菌が存在しない場合は、炎症性慢性骨盤内疼痛症候群と診断します。
  • 後者の尿で、白血球も細菌も存在しない場合は、非炎症性慢性骨盤内疼痛症候群と診断します。

慢性前立腺炎の原因

慢性前立腺炎では、前立腺肥大症から排尿が困難であったり、骨盤底筋の過緊張や、骨盤内のうっ血、冷えやアレルギーなど色々な原因が考えられ、またストレスなどの精神的な要因も加わるケースもあります。
年配の方に多く発生することから男性更年期障害も原因のひとつと考えられます。
また、体力の消耗時や長時間いすに座っている人、たとえばトラックの運転手やデスクワークをする方などが、かかりやすいともいわれています。

慢性細菌性前立腺炎

慢性細菌性前立腺炎では、字のごとく細菌が原因で、炎症を起こす前立腺炎ですが、原因となる菌としては大腸菌が一番多く、他にもいろいろな細菌が検出されることがあります。

炎症性、非炎症性慢性骨盤内疼痛症候群
炎症性、非炎症性慢性骨盤内疼痛症候群のイメージ

これらの場合は、原因がはっきりしないケースが多く、普通の検査では見つかりにくい菌(クラミジアやマイコプラズマ)が原因で発症することもあります。

慢性前立腺炎の治療

慢性細菌性前立腺炎の場合

薬物療法による治療で、内服薬による抗菌薬治療を4~6週間続けます。

炎症性慢性骨盤内疼痛症候群の場合
慢性前立腺炎の治療のイメージ

この症状は細菌性の可能性が残されています。
ですので、薬物療法で、まず2~4週間、抗菌薬の治療を行います。
また治療時には細菌を外に出すため水分を多くとることをおすすめします。
もちろん飲酒を避けるなどセルフケアも大切です。

非炎症性慢性骨盤内疼痛症候群の場合

この症状の場合は原因を考えて、それぞれに適した治療法が選択されます。

1排尿障害を認めるタイプ

前立腺肥大症がある場合は薬物療法になり、治療薬を投与します。膀胱頸部硬化症が見受けられるケースは手術(膀胱頸部切開術)をする場合があります。

2骨盤内うっ血を認めるタイプ
慢性前立腺炎の治療のイメージ

うっ血を抑える効果のある漢方薬を投与します。また前立腺内の血の巡りをよくするために前立腺のマッサージがおこなわれます。また筋力を保つための適度な運動や骨盤を冷やさない工夫も必要です。

3骨盤底筋の過緊張を認めるタイプ

干渉低周波を使用し、治療するケースがあります。非選択性のアルファ遮断剤を使用する場合があります。

心因性のタイプ

心身性の場合はカウンセリングを致します。また抗うつ薬を投与することがあります。心療内科医に紹介することがあります。

5原因不明

どの状態にもあてはまらないか、すべてのタイプが混在している状態をさします。
もしかすると男性更年期障害が含まれているケースもあります。男性更年期障害の可能性が高ければ、ホルモン療法を考慮します。

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